- 2009年度奨学生募集要項(北京・ソウル面接枠)
渥美国際交流奨学財団は、海外の大学院博士課程に在籍し、日本の関東地方大学院等に1年間留学して博士論文のための研究をすることを希望する研究者を対象に、2009年度(2009年4月より2010年3月、あるいは2009年8月より2010年7月まで)奨学生を、下記の要項に従って募集します。
(A)応募資格
1. 海外の大学院博士課程に在籍し、1年間日本の大学院に研究員等として在籍して博士研究を遂行することを希望し、当財団の奨学金支給期間あるいはその後1年以内に博士号を取得する見込みのある方。国籍は問いません。
2. 日本における自分の所属する大学院研究科(研究室)と自分の居住地が、関東地方(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・茨城県・栃木県・群馬県)にある方。
3. 9月に北京、10月にソウルで行う面接に参加できる方。当財団では面接に参加するための費用は支給しませんので予めご了承ください。
(B)奨学金の詳細
1. 奨学金は月額20万円です。2009年度は北京かソウルでの面接審査により2〜3名採用します。但し、北京で面接した方とソウルで面接した方が必ず1名以上になるようにします。
2. 奨学金の支給期間は1年間(2009年4月〜2010年3月、または2009年8月〜2010年7月)とします。継続は認められません。
(C)募集締め切り 2008年8月31日
募集要項と申請書は下記URLよりダウンロードしてください。
募集要項
申請書
- 中国ラクーン会 in 北京
2008年5月16日、北京で中国ラクーン会が開かれました。渥美財団常任理事の今西淳子さん、趙青さん(96狸)、孫建軍さん(02狸)、朴貞姫さん(03狸)の4名が集まりました。ラクーン会は、午後の喫茶会と夕方の食事会の2部に分けて行われました。趙青さんは、第一部だけに参加しました。そして、第二部は渥美財団評議員の八城政基さんにご招待いただきました。
午後3時から4時半までは、北京大学・清華大学近くの万聖ブックカフェで今昔の感慨を語り合いながら話に花を咲かせました。夕方6時から8時半までは、北京の王府井にあるハイヤットホテル(北京東方君悦大酒店)で佳肴美酒(美味しい料理と美味い酒)を交わしながら、世界情勢や日中関係や中国の素晴らしい発展や最近中国で起きたさまざまな自然災害・突発事件などについて話し合いました。重い話題ではあったものの、とても穏やかな雰囲気でした。
今回のラクーン会の特徴は、外賓の参加です。外賓の参加がラクーン会に異彩を与えてくれたとも言えるでしょう。日本の新生銀行の会長をされた八城さんは、世界の金融界のベテランで、今年79歳の高齢ですが、見た目には50歳にも見える非常にお洒落な方で、驚くほどの精力と記憶力の持ち主でいらっしゃいます。中国の銀行監督委員会や建設銀行の顧問をしながら中国語を勉強するために北京に住んでおられ、まだ1年ちょっとなのに、会話もでき、文章も書けるとは、まさにスーパーマンとしか考えられません。みんな、すっかり感心し、「がんばらなくっちゃ」という刺激を受けました。
毎回楽しいラクーン会ですが、今回のラクーン会は、なおさら楽しい集いでした。次回は、どんなラクーン会が待っているでしょうね。
文責:朴貞姫
北京ラクーン会の写真は次のURLからご覧いただけます。
http://www.aisf.or.jp/photos/
- 韓国ラクーン会 in ソウル
2008年4月19日、夕方6時、ソウルの中区にある南浦麺屋で韓国ラクーン会(KSR)が開かれました。
渥美財団常任理事の今西淳子さん、 李来賛さん(KSR会長、96狸) 南基正さん(96狸) 洪京珍さん(99狸) 高熙卓さん(00狸) 李R瑛さん(01狸) 朴栄濬さん(02狸) 蔡相憲さん(03狸) 韓京子(KRS幹事補助、05狸) 玄承洙さん(06狸)の10名が集まりました。
40年の歴史のある平安道料理のお店で店内には李明博大統領、鄭夢準議員、呉世勲ソウル市長などの色紙が飾られていました。個人的にはこのお店の名物でもあるドンチミという大根の水キムチが大好きです。店内には漬けた日にちが記された甕が地中に埋められています。今回の料理は菊池寛が平壌で食べて絶賛したと いう鍋料理オボックジェンバン(於腹/魚腹錚盤)です。真鍮のお盆のような平たい鍋に牛肉のタン、お乳や胸部のお肉、野菜などを煮て食べる料理です。名の由来には諸説あり、その説によって字も於腹だったり、魚腹だったりします。
今回は李大統領が日本訪問前日という時期で政権交代の話題や、また今年度から奨学生を韓国現地から直接選抜することなどについて話し合いました。
帰宅してから思ったのですが、せっかくすぐそばが清渓川だったのでライトアップされた清渓川をバックに記念撮影すればよかったです。ご存知とは思いますが清渓川は現大統領がソウル市長の時、長年コンクリートで覆われていた川を復元したものです。今やすっかりソウル市民の憩いの場となっています。
また 南基正さんや朴栄濬さんから、夏の恒例のSGRAフォーラム in 軽井沢へのお誘いがありました。ちょうど今話題のオリンピックがテーマということです。あつ〜いフォーラムとなりそうです。さっさと仕事を終わらせて、軽井沢で会いましょう。
文責:韓京子
- ラクーン会 in ボストン
2008年4月2日、快晴のボストン。ラクーン会は午後のダックツアーから始まった。ボストンの中心部を廻る90分間の人気ツアーだ。ツアー参加者が乗っている車は第二次世界大戦時に使われていた水陸両用車を改造したもの。午後3時、ラクーンたちは星条旗風に彩られたダックに乗り科学博物館から出発した。運転手を兼ねているガイドさんは、ユーモアな口調でボストンの歴史、とりわけ200年間の変貌を語ってくれた。ラクーンたちはアヒルの声を模してガーガーという声をかけてツアーを楽しんでいた。
そして夕方に、ラクーン会はリーガルという海鮮レストランでの食事会に移った。ホストはニューヨークからわざわざ駆けてきた今西淳子さん。ラクーンの皆さんがテーブルに揃えたのは8時ごろ。参加者の顔ぶれは、喬辛さん(96狸)、王岳鵬さん(97狸)とご家族(陳潔さん、王匯成ジェームスくん、王匯麗ジュリーちゃん)、孫艶萍さん(98狸)と同伴のMitchell Albertさん、林泉忠さん(00狸)、そして王健歓ケビン(05狸)。サラダやシーフード風の前菜に続き、メインディシュはロブスター。スチームかオーブン焼か選べる。
美味しいロブスターに加え、面白い話題もいろいろ。日本経済の低迷問題、インドの自動車会社の買収の動き、サブプライム問題、アメリカでの不動産売買といった経済の話題から、台湾の総統選やアメリカの大統領選、チベット問題そして中東問題のような国際政治関連の話まで、さらに生活に関わる食品安全問題、新車種、新型携帯電話など、楽しい会話は他のお客さんがほとんどいなくなった11時過ぎまで続いた。駐車場でさようならの挨拶を経て、今回のラクーン会が幕を閉じた。またいつか集まりたい。
文責:王健歓
ボストン・ラクーン会の写真は、下記URLをご覧ください。5つのフォルダーがあります。
http://www.aisf.or.jp/photos/