- ラクーン会 in 台北
2004年3月27日(土)午後2時、台湾の桃園市のIDEEというデパートの飲茶レスト
ランに、今西さん・明日香さん・瑞穂さんおよび葉文昌さん(1999ラクーン、台
湾科技大学電子工程学科・電子研究所)、陳姿菁(2002ラクーン、長栄大学応用
日本語学科・日本研究所)5人が集まり、今西さんご一行の來台は幕を開けまし
た。
食事後、台湾の陶器の里と言われている鶯歌の博物館を見学ました。日常にあふ
れる陶器は器のほかに、超導体・絶縁体・半導体などにも応用できるのは驚きで
す。また、皆様はご存知でしょうか。陶器は金属より傷つきにくいんです!。博
物館では陶器を展示するだけではなく、歴史、製作、応用、そして体験コーナー
に至るまで、幅広く陶器について紹介されており、まるで科学博物館のように楽
しめました。その後、一行は鶯歌の市街で陶器の店を堪能しました。夜は、台北
市内に戻り、ニューヨークタイムズが世界トップテンの店の一つに選んだ事もあ
る、小籠包が有名な「鼎泰豊」にて食事をしました。
3月28日(日)葉文昌さんの研究室で葉さんの手作りの機械を見学し、その後故
宮博物館に向かいました。残念ながらお目当ての「翠玉白菜」、「肉形石」など
の国宝は南の高雄で巡回展示に行っているので、見物できませんでしたが、青銅
器・彫刻・「甲骨文」などの展示品を一覧できました。夕方、台湾のお茶ブーム
を再び引き起こした茶芸館を訪ね、スイカの種をかじりながら烏龍茶を味わい、
忙しい日程の中で優雅なひと時となりました。
夜は亜都麗緻ホテルの天香楼でラクーン会が開かれました。上述したメンバーの
他、洪徳俊さん(1995年ラクーン、中央大学企業管理学科・企業管理研究
所)ご一家が加わり、伝統の杭州料理を満喫しました。洪さんの息子さん達は日
本を離れて既に長い年月が経っているのですが、非常に流暢な日本語で話してい
まして、参加者達を感心させました。
3月29日(月)朝、台湾のもう一つの名物「足つぼマッサージ」に挑戦したあ
と、台北駅の「欣葉」という台湾料理レストランで昼食を取りました。
台湾での旅行は、相変わらず美食・お茶・マッサージを満喫する旅でした。今回
特別だったのは、ちょうど台湾の大統領戦の直後で、結果が定まっておらず、波
紋が広がりそうな時期であったので、ホームで電車を待っていたときでも、店に
入って陶器を見ていたときでも、あちらこちらで選挙についての話を耳にする機
会があったことでした。
(文責:陳姿菁)
- ラクーン会 in マニラ
今西さんと次女の明日香さん、末子の瑞穂さんが、復活祭の帰国者で混雑するマ
ニラ空港に到着した3月25日の夜、フィリピンでの最初ラクーン会が開かれま
た。運がよく、1997年の渥美奨学生だったタイ出身のノイさんがマニラの
TRINITY COLLEGEで日本語を教えているので、ラクーン会を開く最低人数を達成
できた。ノイさんは日本人ご主人のカタギリさんと仕事から帰る途中で、マキト
家に寄ってラクーン会に参加してくれた。夫婦揃って、フィリピンの学生たちに
日本語を教えながら日比泰の友好関係に貢献していて素晴らしいことである。参
加者は皆、マキト家のおふくろの味で満腹になった。ラクーン会らしく、世代や
国や文化や言語が様々でありながら、賑やかな一晩だった。近いうちにもう一回
開きたいと思う。問題は、今西さんが指摘したように、フィリピンからの渥美奨
学生は今のところひとりしかない。さらに増えるまでに、しばらく他の国のタヌ
キたちの力を借りたい。(文責:F.マキト)
- 2003年度研究報告会
2004年3月6日(土)午後2時から6時、 東京都文京区関口の渥美財団
ホールにて、2003年度渥美財団研究報告会が開かれ、当期渥美奨学金受給者
12名全員が研究成果を発表しました。今期・来期の渥美奨学生やラクーン会
(同窓会)メンバー、財団役員に加え、今期奨学生の指導教授、留学生支援財団
の方々も含む約50名の方々にご参加いただきました。最初に、渥美伊都子理事
長から、ホールに飾ってある雛飾りは自分が生まれた時(昭和初期)に祖母がイ
タリアへ送ってくれ、帰国後も戦争中は疎開し、東京空襲の焼失を逃れたという
お話がありました。自分の博士研究内容を「子供にもわかるように」「15分以
内で」説明するという大変難しい課題にもかかわらず、発表者はパワーポイント
(コンピューターを使って発表するプログラム)を使ってそれぞれ素晴らしい発
表をしてくださいました。
最後に、来賓としてご参加くださった宇都宮大学の
竹内安智教授、明海大学の原口庄輔教授、野村国際文化財団の諸角憲治事務局
長、そして当財団理事で聖路加国際病院の野辺地篤郎元院長からご挨拶をいただ
きました。報告会の後、嶋津忠廣SGRA運営委員長より、渥美財団の元留学生ネッ
トワークによる「関口グローバル研究会(SGRA)」の紹介、研究フォーラムの案
内がありました。その後、参加者はビールと中華料理、お寿司などを食べながら
歓談を楽しみました。発表時に、ブレーカーが落ちてプロジェクターが10分間
とまってしまうという小さな事故もありましたが、本年度最後の行事も盛会のう
ちに終わらせることができました。 (文責:今西淳子)
- 韓国ラクーン会
2004年2月28日、韓国ラク−ン会(Korea Society of Raccoon: KSR)の創立会が韓国のソウルで開催された。ソウルの瓦臺(Blue
House)のとなりに位置する由獅る韓定食レストラン「龍水山」にて開かれたこの創立会には、9人の渥美奨学財団(AISF)の元奨学生(名簿は下記)が集まった。そのうえ、AISFの常務理事の今西淳子さんが来韓して祝福して下さり、渥美財団と渥美理事長からの後援金も伝達された。
会議では、まず各参席者が自分の研究分野と最近の研究について紹介し、これからのKSRの運営方式と計画などについて論議された。KSRの設立初期であるだけに、まずは国内のインタ−ネット上のコミュニティ−を構築して会員相互間の連帯と中心的なポイント(focal
point)を模索してから領域を広げていくことにした。KSRは韓国,日本などの世界各地で活躍している韓国人奨学生の間の連帯を深め、学問的情報を交換し、ひいては世界各地のAISFメンバ−との協力体制構築を通して供に生きていく国際社会を作っていくことに貢献することを目的とする。
出席者:金 雄煕(96), 李 來賛(96), 李 香哲(97),
金 宰晟(98), 鄭 在皓(00), 李 R瑛(01), 朴 栄濬(02),
白 寅秀(02), 金賢旭(03) (文責:KSR会長 李
來賛、邦訳:KSR幹事 李 R瑛)
- 渥美財団2004年新年会
2004年1月10日(土)正午〜3時、恒例の渥美財団新年会が開催され、今
年度奨学生受給者とラクーン会会員と家族約50名が、北は北海道(施建明さん
1995)、南は沖縄(林泉忠さん2000)から、関口に集まりました。まず
は、子供たちの協力でおもちつき。お雑煮やおもち、おせち料理、お寿司や点心
でおなかがいっぱいになった後、渥美伊都子理事長の挨拶に続いて、全振煥さん
(2001)とフスレさん(2003)の奥様方が、素晴らしいピアノとチェロ
の演奏をしてくださいました。そして、最後に恒例のビンゴ。今年は、王立彬さ
ん(1995)のしん君の監督のもと、李鋼哲さん(1999)と蔡相憲さん
(2004)の息子さんたちが担当して、威勢の良いビンゴになりました。3階
の回廊には、古着のリサイクルコーナーが設けられましたが、残ったものはイン
ドネシアのヨサファットさん(2001)のPandhito Panji財団
(http://www.pandhitopanji-f.org/index.html)に送り、現地の必要としている
方々に利用していただく予定です。
(文責:今西。演奏してくださった奥様方、ビンゴを手伝ってくださったお子様
方、お名前がわからなくてごめんなさい!)
- 2004年度渥美奨学生が決定しました