ラクーン会@フィラデルフィア
2017年5月13日(土)フィラデルフィア美術館の近くにあるフェア・レストランに、ラクーンとその家族が15人も集まりました。娘の卒業式に参加するために訪米中の今西の呼びかけにより、ケビン・ウォンさん(2005狸)と江蘇蘇さん(2005狸)+しょうな君がボストンから、ホサムさん(2009狸)+ご家族がワシントンDCから、孫艶萍さん(1998狸)、許暁原さん(1998狸)+ご家族、グロリアさん(2015狸)がニューヨークから、張紹敏さん(1997狸)がハーシーから駆けつけてくださいました。米東海岸でのラクーン会は、今西訪米にあわせて開催していますが、ケビンさんが11年前のラクーン会@ニューヨークの写真をもってきてくださり、懐かしく、写真の中のみんなは若く、大いに盛り上がりました。
昼食の後、参加者は、友の会会長の小澤悠一さんとボランティアのフランク先生に案内していただき、フェアモント公園の中にある伝統的日本家屋の松風荘を見学しました。戦後まだわだかまりの残る1953年にロックフェラー氏の提案によって、日米友好のためにニューヨークの近代美術館内に設置されたもので、当時の日本が威信をかけて高名な建築家の吉村順三氏に依頼し、氏が17世紀初に建設された園城寺光浄院客殿に倣って設計し、名古屋で一度組み立ててから解体してアメリカに運ばれたものです。その後フィラデルフィアに移され、大事に保存されています。2007年に大修復が行われた時に、千住博画伯が有名な滝の絵を襖に描き寄贈されました。2〜30年ごとにする檜皮葺きの屋根の吹き替えは1回につき1億円かかるというご説明を伺い、日本の伝統建築を守ってくださるアメリカの方々のご努力に感服しました。生憎の小雨模様でしたが、参加者は新緑と躑躅の咲く庭園を散策しました。
(文責:今西淳子)