ミニ・ラクーン会 in ソウル
私(王雪萍05年ラクーン)は、韓国の東アジア研究財団主催のシンポジウム「‘東アジア世界’のアイデンティティーと多様性」にて、研究報告するために、韓国のソウルを訪問しました。
2009年11月8日、忙しかった2日間の会議の後、自由な一日がありました。せっかく韓国に行くので、卒業してから4年間も会っていない同期の韓京子さん(05年ラクーン)と久しぶりにお会いしたいと思いました。今西理事から、韓さんの連絡先をもらい、さっそくメールを送ったところ、韓さんは驚異的な速さで、返事してくれました。4年ぶりの再会を楽しみにして、韓国へ出発しました。
朝、大雨の中、韓さんがホテルまで来てくれました。そのうえ、初めて韓国に訪れた私のために、一日の観光コースまで準備してくださいました。再会の歓談と喜びも、一日中続きました。午前中、雨が降っていたので、国立中央博物館で韓国の歴史について、説明してもらいました。中国や日本と共通する文化も多い中、韓国独特の部分もある程度理解できました。韓国についてほとんど無知だと言える私にとっては、大変良い勉強になりました。
お昼、私の大好きな参鶏湯の有名店に案内していただき、至福の食事タイムを体験しました。韓国ドラマが大好きな私は、日本でも数回韓国料理店で参鶏湯を味わったことがありましたが、これほど濃いスープで煮込んだのは初めてでした。食事をしながら、同期のラクーンの皆さんについての情報交換をしながら、学生時代を懐かしがりました。
午後、雨はすっかり止んで陽の射す中、韓国故宮の景福宮を2時間ほど見学しました。中国と日本での生活が長いためか、中国文化と日本文化を連想する箇所が多いように感じました。伝統衣装を着て、宮殿を守っている「兵士」のショーを見て、韓国の観光客へのサービス精神と伝統文化を守る心が伝わってきました。
ソウル観光の最後のくつろぎの場として、韓さんは今西理事と一緒に行った韓国の伝統茶の喫茶店に案内してくれました。お茶を飲みながら、今西理事を含めて、渥美財団の皆さんとの交流の話を楽しみました。
楽しい時間も束の間、空港に行く時間になりました。久しぶりに会った韓京子さんと別れたくない気持ちでいっぱいでした。早い再会を心に祈りつつ、空港バスに乗って、ソウルに「再見」と告げました。
(文責:王雪萍、確認:韓京子)