ミニ・ラクーン会 in ボストン
ボストンの秋深まる2009年10月28日の夕方、ハーバード・スクェアーから少し裏道に入った所にある「アップステアーズ・オン・ザ・スクェアー」というレストランでミニ・ラクーン会が開かれた。
私(南基正)がソウル大学日本研究所に移動し、早4ヶ月が経つが、二度目の出張先としてボストンに行くことになった。最初は日本への出張であった。今回は、欲を出してアメリカへの一人旅を実行に移した。ハーバード大学にあるイェンチン研究所やライシャワー日本研究所を訪問し、インタービューと資料調査を行うことが目的であった。出発前に今西さんに報告したら、ボストンのラクーン達に「コリアン・ラクーン、ボストンに現る」の知らせを出していただいた。そこで、孟子敏さん(04年ラクーン、ハーバード大学東アジア言語文明学部客員研究員・松山大学人文学部教授)、ケヴィン・ウォンさん(王健歓さん, 05年ラクーン、ハーバード大学医学部MGH病院研究員)と私の三人でのミニ・ラクーン会・イン・ボストンが開催されることになった。
ケヴィンさんのお勧めで入った「アップステアーズ」は典型的なアメリカン・レストランという感じだったが、これまたケヴィンさんのお勧めでたのんだ海老の前菜が、とても美味しかった。私はメカジキのステーキを食べることにした。初経験だったので、その味をどれ程堪能できたか自信はないが、マグロを少し硬めに焼いたようなもので、まあまあ美味しかった。料理を食べながら、それぞれの近況と仕事の内容、ボストンでの生活などを話題にして楽しい時間を過ごした。孟さんは家族を残して一人で来ているので、研究ばかりの毎日である。寂しい時もあると思うけど、充実した時間を過ごしているようで羨ましかった。ケヴィンさんも家と病院を往復する単調な生活にもかかわらず、楽しく好きなことをやっているという表情だった。その後、孟さんとは、近くのレストランで短い二次会を開いた。ちょっと赤みのボストン・ビールが美味しいレストランだった。二人には楽しい時間を割いていただいた上、美味しい料理とビールを奢ってもらった。旅行するゲストにはお金を使わせないのが中国式だという。改めて感謝の言葉を伝えたい。そして、ソウルで借りを返しましょう!
他に、王岳鵬さん(97年ラクーン、タフツ大学分子心臓病研究所研究員)、孫艶萍さん(98年ラクーン、ハーバード大学ブリッガム病院放射線科准教授)、林泉忠さん(2000年ラクーン、ハーバード大学客員研究員、琉球大学法文学部准教授)学など、ボストン在住ラクーンたちからメールをいただいた。仕事や出張などで参加できないが、ボストンの夜を楽しんでほしい、という内容であった。
次の日は午前までに仕事を終わらせ、午後から、ボストンの街とチャールズ川の辺、MITのキャンパスなどを歩いて廻った。疲れも知らず歩いて、また歩いた。ボストンの街は美しかった。カメラのレンズをどこに向けても絵になる風景だった。きっとまた来よう、と心に決めた。
今回の旅行では、改めて世界に広がるラクーンのネットワークを実感した。孟さん、ケヴィンさん、そしてボストン・ラクーンズの皆さん、お元気で!またどこかで会いましょう!
(文責:南基正)