ラクーン会 in 北京




第4回SGRAチャイナ・フォーラム前日の2009年9月15(火)、天高き秋の北京でラクーン会が開かれました。北京大学から近い中関村の悄江南というレストランで開催された今回のラクーン会には、今西淳子常務理事、フォーラムの講師近藤正晃ジェームスさん、李恩民さん(1997狸)、孫建軍さん(2002狸)、朴貞姫さん(2003狸)、劉建さん(2008狸)、ネメフジャルガル(2008狸)の7人が集まりました。今回のフォーラムの現地担当宋剛さん(2008狸)は高熱を出していたため夕食会に参加できませんでしたが、次の日には元気をとり戻して仕事をこなすことができました。

まずは10月1日の中国の建国60周年にあたる国慶節のパレードから話が始まり、話題はウルムチの針刺し事件から酒井法子の麻薬事件、日本の政権交代から寄せ書きに見る文化の相違まで及びました。特に孫建軍さんによる中国の大学の日常に関する話は非常に面白かったです。中国のほとんどの大学は国立であり、かつての国営企業に似たような「大学=社会」の体質を持っています。大学は学問と学生の教育だけではなく、教職員の住居や子女教育など日常生活にもしっかり影響を及ぼしているようです。デザートに出たお菓子の大きさにはびっくりし、久しぶりに集まった皆は話題も尽きず楽しい一時を過ごしました。

16日(水)の午前中、東京から前夜に到着したSGRA運営委員の石井慶子さんも加わり、北京外国語大学のキャンパスを視察しました。とても立派な大学で、学生たちも元気いっぱいでした。特に日本政府の援助で建設された北京日本学研究センターは、キャンパス全体の雰囲気と調和しながらも日本的特徴を失わない建物で、教室、研究室、図書室を揃えた立派な施設でした。江西料理の美炉村での昼食もミニラクーン会になりましたが、メニューから皿の大きさを判断できず注文し過ぎて、「メタボと飢餓を同時に解決する」フォーラムの講演の趣旨と相反してしまったのが残念でした。フォーラムについては、宋剛さんの報告を参照してください。

(文責:ネメフジャルガル)