2008年度渥美奨学生研究報告会



渥美国際交流奨学財団の2008年度研究報告会は、2009年3月7日(土)午後2時から6時まで、東京都文京区関口の渥美財団ホールで開かれ、本年度の奨学生13人の研究発表が行われました。ラクーン会会員、財団の役員、来賓を含め約50名の方々が報告会に参加しました。

最初に、渥美伊都子理事長からのご挨拶があり、奨学生の皆さんに暖かいお言葉を送りました。特に、日本の春の風物詩の一つであるひな祭りに関する紹介と理事長ご自身に纏わる雛飾りの話がとても面白かったです。次に奨学生による博士研究の発表があり、皆さんはパワーポイントを駆使し、自分の研究内容を15分以内で、子供でも理解できるように説明することに挑戦しました。進行役の今西淳子常務理事から発表者に関するユニークな紹介もあり、紹介される学生が照れる場面もありました。理工系4名、文系9名計13名による発表は、休憩を挟んで6時まで続きましたが、参加者の皆様が最後まで静聴してくださいました。

発表後には、ご出席くださった東京大学大学院工学研究科の金子成彦教授、亜細亜大学アジア研究所の小林煕直教授からコメントをいただきました。両先生は、ご自身の専門を超えた幅広い造詣をお持ちで、研究発表に関して大変有益なコメントをしてくださいました。天台密教をはじめ日本の伝統文化に関する研究は注目を集めました。また、研究テーマと関係なく、研究そのものに関する意味深い指摘もありました。

発表終了後に、同じホールで懇親会が開かれました。懇親会の機会を利用し、研究発表に関する意見の交流が行われ、新旧奨学生、財団の役員、来賓の皆様が歓談を楽しむことができました。

(文責:ネメフジャルガル)

当日の写真は下記よりご覧ください。
郭撮影
谷原撮影