ラクーン会 in ロンドン
2008年8月17日(日)ロンドンで第一回英国ラクーン会が開催されました。メンバーは今西さん、勇人さん(今西家の長男)、ブレンダさん(2004狸)、David Nathanさん(私の旦那)と私(方美麗:1997狸)の5名です。場所はWest Bromptonにある台湾料理の店で開催しました。今西さんの宿泊先Paddingtonのホテルで待ち合わせてからそちに行きました。今回は渥美財団の奨学生のブレンダさんと私だけでなく、音楽とコンピューターに関心を寄せる勇人さんと危機言語データーの採録と保存に携わるDavidさんの参加で、コンピューターの話から、天気の話、移民の話、「国語」の話さらに食べ物の話など、天文、地理、気象、政治、経済、人文、科学、そして言語と文化を超えた範囲の話題が次々と取り上げられました。この集まりについてそれぞれの感想書いていただいたので、以下のようにまとめます。
☆今西淳子:
【感想】方さんのおかげで、と―っても美味しい台湾料理をロンドンでいただきました。これからんもずーっと続けましょうね。
【話題】オリンピックで台湾が違った旗で参加しているという話を初めて聞きました。台湾語での巧みな交渉のおかげで特別料理がたくさんでてきました。ここの台湾チームはとても強い!ごちそうさま!
☆今西勇人:
【感想】こんなにたくさんのお料理がでて、食器洗いも大変そうだな。
【意義】Catch up what’s with everyone!
【話題】Good microphones for recording conversation!
☆ブレンダ:
【感想】About Restaurant and Food, the appetizers are very ‘appetizing’, very sumptuous. Thanks to Fang-san for the recommendation.
【意義】雰囲気が良い!I enjoyed not only the food but the various interesting topic over the meal. Great to see Imanishi-san, Hayato, Fang-san and David.
【話題】The topic on food culture especially on the difference between.Taiwanese and Chinese was particularly interesting.
☆デビッド:
【感想】Kono meeting-wa Cho oishii!
【話題】I enjoyed meeting Brenda Tenegra and discussing immigration issues. We also discussed the situation of endangered languages in different parts of the world.
【意義】It was a meeting of experts from UK, Japan, Philippines, Taiwan and Australia.
☆方美麗:
【感想】同じ英語を使っても、言語背景違いでDavidの英語的ユーモアが勇人には皮肉、COOLに聞こえ、おふたりの間で行ったりきたりする話が、私にとっては、まるで日本のボケとつっこみの漫才のようにみえました。国語の話が出てきました。同じ「国語」という語彙であるのに、英語と日本語では事情が異なり、一つの表記法で統一される英国の国語は、多数の表記法、しいて言えば多言語(仏教経典、漢文、物語、和歌、軍記など)の日本の国語と比べて、異なる次元のものと言えよう。
【話題】日本は、留学生の受け入れ目標を30万人にすると今西さんから聞きました。おっと!ひょっとすると、私の“表現教授法”(A Performance Approach to Language Teaching and Learning)が、日本語教育の普及に役に立てるのかな…!福田さんにお勧めした方がいいかも。
【意義】一回目の英国ラク―ン会は、ただの食事会ではなく、それを超えて、多元的文化論について、異なった視点から討論できたことが、この集まりを意義付けてくれました。良かったです!
(文責:方 美麗)