研究報告会
3月6日(土)渥美財団1998年度研究報告会が開かれ、本年度の奨学金受給者11名が自分の研究成果を発表しました。発表者は、自分の博士研究が普通の人にも理解できるように大変苦労したようでした。これは、様々な国から来た人々だけでなく、様々な専門をもつ人々の間での交流を促進したいという財団の目標に沿ったものです。渥美奨学生としての最後のこの行事は、拡大する国際的で学際的で家族的な渥美財団同窓会、ラクーン会に入会するために相応しい儀式ということができるでしょう。当日は、文部省留学生課林和弘課長はじめ、たくさんのお客様にご参加いただき、奨学金受給者やラクーン会会員は交流を楽しみました。軽食と歓談の後、ラクーン会はホームページ運営についての作戦会議を開催しました。会議にはたくさんのメンバーが参加してくださって活発な議論ができ、担当者はとても嬉しく思いました。
卯年新年会
1月9日(土)、恒例の渥美財団新年会が開催され、奨学金受給者とラクーン会会員は家族と一緒に渥美財団ホールに集まりました。例年のように、子供達が活発に協力してくれたので、もちつきもビンゴもとてもうまくいきました。今年は韓国からの3人が、羅家特製キムチをはじめ新年に相応しい韓国料理を作ってくださいました。その後、子供達が物語りを読んで、モンゴル民話「スーホーの白い馬」のスライドショーをし、本当の馬頭琴の感動的な演奏を聞きました。
中外製薬富士御殿場研究所見学
7月8日(水)、98年度奨学生・ラクーン会メンバー・財団スタッフ10名は、中外製薬富士御殿場研究所を見学しました。参加者は、朝9時に赤坂見附に集合し、マイクロバスで御殿場へ向かいました。車中では、中外製薬秘書室顧問の斉藤充是様より、中外製薬株式会社についてご紹介いただきました。富士山を背景にした143,417平方メートルの広大な敷地には、鹿島建設が施工し2月に竣工したばかりの、素晴らしい研究所が建てられており、見学者一同、環境の素晴らしさに感激しました。見学に先立ち御殿場総務室長の浪打彬様が研究所の概要についてお話しくださいました。また、創薬企画推進室課長の久保庭均様から「最近の創薬」について、中外製薬が環太平洋研究ネットワークを構築して、どのように研究を展開しているかを説明していただきました。お昼には、VIP食堂でお弁当をご馳走になり、先生方と歓談させていただきました。広大な研究施設と福利厚生施設の見学の後にも、質疑応答のお時間をたっぷりいただき、話題は創薬ばかりでなく、遺伝子治療、医療保険を経て、文化論にまで広がりました。素晴らしい環境の中で、一日をゆったり過ごさせていただき、参加者一同、リフレッシュした気持ちで帰京しました。
軽井沢旅行
本年よりはじめて、渥美奨学金受給者とその家族は、なつかしい特急「あさま」に代わった新幹線で軽井沢に向かい、渥美理事長の軽井沢別荘での素晴らしい週末がスタートしました。東京では既にせみが鳴き始めていましたが、まだ梅雨が明けておらず、参加者は東京から雨雲と一緒に北西に移動することになってしまいました。そんなお天気にもかかわらず、恒例の離山ハイキングも決行、今西常務理事はじめ皆の祈りが効いたのでしょう、バーベキューパーティーの時には、雲の切れ目から陽が射してきて、素晴らしい土曜の午後の一時を過ごすことができました。渥美財団理事の佐藤直子さん夫妻、鹿島美術財団の原嘉男常務理事夫妻にもご参加いただき、本年度奨学生や元奨学生の有志が作ったお料理とバーベキューを楽しみました。典型的な軽井沢の情景の中で、参加者はテニスや様々なゲーム、活発な議論を楽しみ、友好を深めることができました。しかしながら、悪天候や不景気がたぬきのロゴいりTシャツの売り上げに影響したのでしょうかーーーまだまだ在庫がありますので、お買いあげください!