AFC -Asia Future Conference

第1回アジア未来会議 「世界の中のアジア:地域協力の可能性」

The 1st Asia Future Conference: “Asia in the World ---- Potentials of Regional Cooperation”

第一届亚洲未来会议 “亚洲与世界: 区域合作的可能性”

『アジアの未来へ:私の提案

優秀論文の選考過程

アジア未来会議の趣旨

21世紀にはいって世界全体に変革の嵐が渦巻き、人々は新しい技術に大きな期待を抱く一方、社会構造の激しい変化にとまどっています。国際化・グローバル化が唱えられて久しいのに、世界中で共有できる新しい方向性を見出すことができず、混乱は増すばかりです。このような時代においては、物事を新しい視点から複合的に分析し判断していくことが必要なのではないでしょうか。しっかりした理念を持ち、それを如何に実践していくか、一人一人の意識の改革と行動が問われているのではないでしょうか。

近年、アジアの各国は急激な経済発展を遂げていますが、地球環境問題の発生や社会経済のグロール化の進展とともに、国境という枠組みを越えた問題が生じています。さらには、急激なグローバル化と同時に進むローカリゼーション、あるいはナショナリズムなど様々な問題が発生し、新しい課題となっています。社会の構成員である市民や組織は、個々の利益の追求と同時に、周辺社会の利益も検討しなければなりません。グローバル化に伴う様々な問題を解決するために、国境や学問領域の壁を越えた相互協力によって、物事を多面的に評価分析して問題の解決をめざしていくことが求められているのです。

アジア未来会議は、このような状況を鑑み、国際的かつ学際的なアプローチを基本として、グローバル化に伴う様々な問題を、科学、技術、ビジネスの進歩に留意しつつ、環境、政治、教育、芸術、文化など、社会のあらゆる次元において多面的に検討する場を提供することを目指しています。本会議は、関口グローバル研究会(Sekiguchi Global Research Association:SGRA)が、SGRA会員だけでなく、日本留学し現在世界各地の大学等で教鞭をとっていらっしゃる方々、その学生の皆さん、そしてどなたでも日本に興味のある方々が一堂に集まり、知識・情報・意見・文化等の交流・発表の場を提供するために、趣旨に賛同してくださる諸機関のご支援とご協力を得て開催するものです。 関口グローバル研究会は、公益財団法人渥美国際交流財団の一部署で、2000年7月に東京で設立されました。世界各国から渡日し長い留学生活を経て日本の大学院から博士号を取得した知日派外国人研究者が中心となって活動し、グローバル化に関わる問題提起を行い、その成果をフォーラム、レポート、ホームページ等の方法で、広く社会に発信しています。ある一定の専門家ではなく、広く社会全般を対象に、幅広い研究領域を包括した国際的かつ学際的な活動を狙いとしています。良き地球市民の実現に貢献することがSGRAの基本的な目標です。

渥美国際交流財団関口グローバル研究会