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Invitation to the 70th SGRA Forum “Restoration and Conservation of Wooden Architectural Cultural Properties”

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SGRAかわらばん953号(2023年1月19日)

【1】第70回SGRAフォーラムへのお誘い(2月18日、オンライン)
「木造建築文化財の修復・保存について考える」

【2】寄贈書紹介:林茜茜「谷崎潤一郎と中国」
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【1】第70回SGRAフォーラム「木造建築文化財の修復・保存について考える」へのお誘い

下記の通り第70回SGRAフォーラム「木造建築文化財の修復・保存について考える」をオンラインで開催いたします。参加ご希望の方は、事前に参加登録をお願いします。一般聴講者はカメラもマイクもオフのウェビナー形式で開催しますので、お気軽にご参加ください。

テーマ:「木造建築文化財の修復・保存について考える」
日時:2023年2月18 日(土)午後1時~午後4時(日本時間)
方法: オンライン(Zoom ウェビナーによる)
言語:日中韓3言語同時通訳付き

※参加申込(クリックして登録してください)
https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_4_Fcwt3uRY2lTujxvUmi_w

お問い合わせ:SGRA事務局(sgra@aisf.or.jp +81-(0)3-3943-7612)

■フォーラムの趣旨

東アジアの諸国は共通した木造建築文化圏に属しており、西洋と異なる文化遺産の形態を持っています。第70回SGRAフォーラムでは、国宝金峯山寺(きんぷせんじ)二王門の保存修理工事を取り上げ、日本の修理技術者から現在進行中の文化財修理現場をライブ中継で紹介していただきます。続いて韓国・中国・ヨーロッパの専門家と市民の代表からコメントを頂いた上で、視聴者からの質問も取り上げながら、専門家と市民の方々との間に文化財の修復と保存について議論の場を設けます。
今回のフォーラムを通じて、木造建築文化財の修復方法と保存実態をありのままお伝えし、専門家と市民の方々との相互理解を推進したいと考えております。
今回のフォーラムを実現することを可能にしてくださった、金峯山寺と奈良県文化財保存事務所に心からお礼を申し上げます。

■プログラム
総合司会: 李暉(奈良文化財研究所アソシエイトフェロー/SGRA)

13:00 フォーラムの趣旨、登壇者の紹介
13:15 [話題提供] 竹口泰生(奈良県文化財保存事務所金峯山寺出張所主任)

[討論]
モデレーター: 金ミン淑(京都大学防災研究所民間等共同研究員/SGRA)
14:20 韓国専門家によるコメント
――――― 姜スン慧(伝統建築修理技術振興財団企画行政チームリーダー)
14:35 中国専門家によるコメント
――――― 永昕群(中国文化遺産研究院研究館員)
14:50 ヨーロッパ専門家によるコメント
――――― アレハンドロ・マルティネス(京都工芸繊維大学助教)
15:05 市民によるコメント
――――― 塩原フローニ・フリデリケ(BMW_GROUP_Japan/SGRA)
15:20 視聴者からの質疑応答(Q&A機能を使って)

※同時通訳:

日本語⇔中国語:丁莉(北京大学)、宋剛(北京外国語大学/SGRA)
日本語⇔韓国語:李ヘリ(韓国外国語大学)、安ヨンヒ(韓国外国語大学)
中国語⇔韓国語:朴賢(京都大学)、金恵蘭(フリーランス)

※プログラムの詳細は、下記リンクをご参照ください。

プロジェクト概要(日本語版)
https://www.aisf.or.jp/sgra/wp-content/uploads/2022/12/J_SGRAForum70_Program.pdf

ポスター
https://www.aisf.or.jp/sgra/wp-content/uploads/2023/01/J_70thSGRAforumLite.jpg

中国語版ウェブサイト

欢迎参加第70届SGRA论坛「共议木结构古建筑的修复与保护」

韓国語版ウェブサイト

제70회 SGRA 포럼 「목조 건축문화재의 수리∙보존에 대한 논의」

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【2】寄贈本紹介

SGRA会員で同済大学外国語学院にお勤めの林茜茜さんより、新刊書をいただきましたのでご紹介します。

◆林茜茜「谷崎潤一郎と中国」

エキゾティシズムからノスタルジアへ!
〈中国〉を題材とした作品についての綿密な調査と精緻な読みによって、谷崎文学に底流する主調音を見事に説き明かした出色の論考。谷崎研究の第一人者千葉俊二早稲田大学名誉教授推薦!

本書では谷崎文学における中国とのかかわりを、<想像の中国>と<現実の中国>との相克という視座から追究してみた。(中略)留学の前に私の中にも<想像の日本>がちゃんとあったはずである。それが長年の留学生活を通して、想像とかけ離れた日本の一面を目撃し、<想像の日本>と<現実の日本>とがぶつかり合って、いつの間にか自分の中に新しい日本像ができあがっていた。自分の抱く日本への思いについて、とうてい一言ではいい表わせないが、正直なところそれには谷崎の作品と付き合った日々が確実に反映しているのは間違いないことである。(「あとがき」より)

発行:田畑書店
四六判 上製
定価:2,000円+税
ISBN:978-4-8038-0406-5
初版年月日:2022年12月20日

詳細は下記リンクをご覧ください。
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784803804065

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